恋愛、お金、子ども、夢――どうしても手に入れたいと強く願えば願うほど、なぜか遠ざかっていくように感じたことはありませんか?
今回は「依存」と「恐れ」という心の状態が、望む現実をどのように引き寄せたり、逆に遠ざけたりしてしまうのかについてです。
「楽しいことを見つける」という意識の転換がもたらす変化をお届けします。

ぜひ崔燎平さんのお話を合わせてごらんください。
「欲しい」が強すぎると叶わない?
恋愛にしても、お金のことにしても、「どうしても欲しい」と強く願えば願うほど、それが手に入らないように感じたことはありませんか?
「赤ちゃんが欲しい」と長年願っている夫婦も、なかなかその願いが叶わずに苦しむ姿をたくさん見てきました。
不妊治療に長年取り組んでいた夫婦の中には、「一度子どもから離れ、自分たちの時間を楽しもう」と旅行や趣味にシフトした途端に妊娠がわかる、というようなケースもあります。
これは「諦めたから叶った」わけじゃない。
それよりも“もっと楽しい”に気づいたから、エネルギーが変わったのです。
だから、お金に対しても「苦しいから欲しい、欲しい、欲しい」っていう強い依存を続けていると、逆に離れていってしまうこともあるんです。
お金を持っている人たちというのは、それを「手段」として捉え、それを通して自分や周りの人たちがどうやって楽しむか、どう喜ばせられるかを考えている。だからこそ、お金が入ってくるという流れもあるわけです。
恐れが引き寄せる現象のリアル
「嫌われたらどうしよう」「怒られるかも」という恐れの感情を持ち続けていると、その通りの出来事が起こってしまうことって、ありますよね。
恐れは、それ自体が現実を引き寄せる力を持っています。
恐れが引き寄せる力があるという事実で、興味深い話があります。
次の話を参考にしてみてください。
お守りが増えると事故が増える?
最近聞いた興味深い話があります。保険の事故処理をしている方が言っていたのですが、「事故を起こしやすい車の共通点」があるそうなんです。
それは以下の3つ。
- 車内が散らかっている
- 小さなキズやヘコミを放置している
- お守りがたくさん貼られている
特に3つ目は意外ですよね。
お守りは本来守ってくれるもののはず。でも、なぜ?
その理由は、「お守りをたくさん持っている人は、それだけ事故への恐れを強く持っている」から。
恐れの感情が強くなりすぎて、お守りの効果を打ち消してしまうんです。
苦しんで願うより、「すでにある」と信じて楽しんで生きる
経営者の方に教わったのは、「今あるものを数える」ということ。
「車はある」「家もある」「食べるご飯もある」。
そうやって今ある豊かさに目を向けることで、だんだんと「お金がない苦しさ」から解放されていきました。
“もうある”と思って過ごすと、現実が追いついてくる。
これは引き寄せの本質だと思います。